HOME > ブログ > ストリート > 長期不動にすると・・・
長期不動にすると・・・
2013年09月20日

『機械』は常に動いているものが調子が良い。

自動車の製造ラインで仕事をしている人に「大型連休明けの初日はトラブルが起きやすい」と聞いたことがあります。

オートバイも同様で、走行距離が伸びていても動いている車両の方が状態はいいですね。

動くべきものが動いて油や水が循環して錆、固着、硬化などを防ぎ、性能を維持するということですね。

「長期保管する」 と決めて保管するのと 「だんだん乗らなくなってそのうち長期不動」 では
数年後の状態に大きな差があります。

しばらく乗らないと決めた場合、何かしら準備をするのでは?と思います。

「長期不動」の場合は最後に乗って帰ってきてそのまま・・・のパターンがほとんどではないでしょうか?

そうすると・・・

代表的な例で

タンク内部
タンク内部

出てきた錆の一部
タンク内 錆

タンク内のフィルター
ストレーナー
こういう事になります。

ガソリンを満タンにしていればかなり防げたと思います。
(数年後、動かす時には必ず新しいガソリンに入れ替えてください)

キャブレターはタンクと逆で完全にガソリンを抜くことが大事です。
キャブレター内のガソリンは少量なので劣化が早く、湿気やガソリンの質など保存状態にもよりますが劣化が進むとヘドロ状になり小さな穴を塞いだり、Oリングなどのゴム製品を痛めます。

長期不動キャブ

あと とても臭いです!!

完璧ではありませんが、ガソリンを抜くことでドロドロの最悪な状況は回避できるでしょう。
(完全な保存ができているではないので、再始動前にはオーバーホールが必要です)

※くれぐれもガソリンの扱いには注意してください!!

火気厳禁 しっかり換気する 静電気にも細心の注意で

この他にもバッテリーを外しておくなどして 『次に』 乗るときに備えましょう!!