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『ステージ ゼロ』 ③ バルブタイミング
2013年10月16日

「吸気○○度、排気○○度」というアレです。

社外品のカムシャフトの取説に書いてありますね。

この数値は製造メーカーがパワーを出しつつ、壊れないように、様々なテストを繰り返して出した数値です。

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ヘッドとピストンのクリアランス (スキッシュ)・・・○○㎜  
インテークバルブとピストンのクリアランス (リセス)・・・○○㎜ (最小)  上死点後○○度
エキゾーストバルブとピストンのクリアランス (リセス)・・・○○㎜ (最小) 上死点前○○度

これはレース用のレーシングマニュアルに書いてある数値です。

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ここで言いたいことは 『最小値』 の重要性です。

ヘッドを面研をするとスキッシュは変わりませんがリセスは変化します。
ベースガスケットやヘッドガスケットの厚さを変えるととスキッシュ、リセスとも変化します。
ピストンを変更してトップ形状が変われば同様に変化します。

大きく仕様変更した場合に この『最小値』 を割ってしまうと,,ヘッドとピストン、もしくはバルブとピストンが当たってしまいエンジンを壊す事になってしまいます。

では、適正な 『最小値』 とは何㎜でしょう?

答えは・・・・・・わかりません

それは、それぞれの車両で使用する カム、ピストン、使用回転数、などなど 様々な条件が違うからです。

なので、A社のピストンにA社のカムでは問題なかったのが、同じバルタイでA社のピストンにB社のカムを使ったら壊れた、という事が起こりえます。
よって複数のメーカーのパーツを使っての大幅な仕様変更の際には 指定された数値を鵜呑みにせず実測し、安全マージンを確保することが大事です。

上記のレーシングマニュアルの具体的な数値は使用するパーツを限定した上でメーカーが長い時間をかけテストして出した数値なのです。

今回の 『ステージ ゼロ』 では沢山のレース用エンジンを組んだ経験から 
 『自分の数値』 を設定してノーマルピストン、ノーマルカムを使って
性能、マージン、楽しさ、を見つけていきます
ニンジャ900