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2013 鈴鹿8耐 その5
2013年08月8日

金曜日は9時から1時間のフリー走行があり、その後、各自2回行われる予選

さあ予選開始!!

各ライダー30分の予選

第1ライダー  ザビエ  2分18秒6   第1ライダー中 51位

第2ライダー  ジャネス 2分17秒6   第2ライダー中 42位

第3ライダー  にっしゃん 2分15秒2  第3ライダー中 19位

昨日より更に盛り上がるピット!

3人とも昨日からタイムアップし、もっとイケる雰囲気

流れは悪くない

続いて予選2回目

ザビエ 2分18秒3  44位
1回目のタイムを更新しピットが盛り上がる!

ジャネス 2分16秒3  32位
1回目から大きくタイムアップ!!
もちろんみんな大喜び!!

さあ、にっしゃん登場

コースインし2周したところでピットイン
燃料ポンプの不調でマシンが走らない

タンクを交換し、サスを調整して再度コースイン

ここで起きたトラブルには理由がある

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1回目の予選の時、にっしゃんから「マシンが遅い」とのコメント
みんなのマシンより遅いのはわかっているけど
昨日より確実に遅いと・・・

トラブルか?
残りの2人のライダーにも聞きながら状況確認

結論、ガソリンの温度上昇によるものと判断

3人の予選はインターバルが15分しかないため、ガソリンを継ぎ足して走行する

よって、3人目のにっしゃんが走るときには最初のザビエのときよりガソリンが温まってしまい
燃料のセッティングがズレて遅くなってると判断し、タイムアタッカーのにっしゃんの2回目の予選にはタンクを交換し、フレッシュなガソリンで行こうと決め、実行した。

よりによって、交換したこのタンクのポンプがトラぶった
昨日の走行で使用し、作動確認できていたのに このタイミングで・・・

誰も悪くない、この予選で最善の選択だった
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2周でピットインし、ポンプとサスの確認  「OK!!」

Rタイヤのみ交換しコースイン

ピットにあるモニターには区間タイムが表示される
(1~34位まで)
自己ベストの時には数字がグリーンの表示に変わる

にっしゃんのアタックが開始された

セクター1 36秒769 グリーン!

セクター2 22秒700 グリーン!

セクター3 49秒663 グリーン!

セクター4 25秒027 グリーン!

2分14秒159!!

大歓声!!!

ピットに帰ってきたにっしゃんにみんな抱きつき、握手の嵐

『13秒台イケましたね』 にっしゃんが言った

上出来!! 現状考えたら十分なタイムやで!!

この時点での14秒1というタイムは相当価値のあるタイムだと思う

このタイムを出したのはにっしゃんであるが、誤解の無いように説明する

西嶋修というライダーは14秒で走るライダーではない
2分10秒や9秒で走れるライダーであり、またそのマシンを造れる
セッティング能力、マシンの状況把握に優れたライダーであるという事

その彼が、久しぶりの1000cc、手探りから始めたマシンをこの短時間で
仕上げたからこそ、初めて鈴鹿を走る2人も好タイムを出すことができたのは間違いない

続く